Help Page for the Java-Powered Simulation for Base Isolation

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目次

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Page created by Yoshinori Sato
Modified by Erik A. Johnson
Last updated on 7/22/99

 
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はじめに

”Java-Powered Simulation for Base Isolation”ヘルプページへようこそ.このアプレット(ブラウザ上で実行されるプログラムのこと)は,地震波入力に対し構造物の応答を抑えるために用いられる免震装置の効果について比較・考察ができるプログラムです.1995年に発生した阪神淡路大震災は,高速道路をなぎ倒し,建物を崩壊し,何千という尊い命を一瞬にして奪い取りました.その光景を今でも鮮明に記憶していることと思われます.あのような大惨事の中で,免震装置を採用していた構造物が全く無傷のまま倒壊を免れたということが報告されています.この事実によって免震装置が,地震による建物の倒壊を防ぐ方法として非常に有効であるということが証明され,近年ではその効果が大変注目を集めています. そこでこのアプレットでは,二つのケース,一つは従来の耐震建物について,すなわち建物が地面の上に直接建てられている場合,そしてもう一つのケースとして,地面と構造物との間に免震装置を取り付け地震動が直接構造物に伝わらないようにした場合について取り扱い,免震装置のあるなしによって,また各パラメータを変えることによって地震波入力時の構造物の応答がどのように変化するかをこのプログラムでシミュレーションすることができます.
[picture of java applet]
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プログラムの使用方法

このプログラムは,上図のように5つのコンポーネント(1)Control Panel,(2)Animation Frame,(3)Earthquake Signal Frame,(4)Bode Plot & Response Spectra Plot Frameそして(5)Time Response Frameから成り立っています.またこのプログラムでは,各パラメータを任意に設定することができ,それらの入力条件に対応した応答を得ることができるようになっています.

Control Panel

アプレット上の一番右側の部分にあるControl Panelでは,構造物,免振装置そして入力地震波それぞれの特性値を任意に設定することができます.またこのパネルには,構造物の応答を計算させるボタンやアニメーションの制御を行うボタンさらにその他の機能を実行させるボタンなども含まれています.

Structural Parameters

Isolation System Parameters

[diagram showing seismic gap]

Earthquake Input Parameter

Check Boxes

Response Window Zooming

Number of Spectra Data Point

Action Buttons

Animation Frame

Animation Frameでは,地震波によって加振されたときの構造物の様子をアニメーション表示します.フレーム下にある左側のメニューを選択することで,それに対応したケースについてのアニメーションを表示することができます.また,右側のメニューを選択することで,構造物の動きを絶対座標系または相対座標系から見た場合のアニメーションを表示できます.

Earthquake Signal Frame

Earthquake Signal Flameは,計算に使用する入力波の選択を行い,入力波として計算に使用している地震波を表示します.このアプレットでは,入力波として以下の4つの地震波を使用することができます.:

このフレームでは,それぞれの地震波の変位または加速度波形を表示させることができます.

Bode Plot & Response Spectra Plot Frame

Bode Plot & Response Spectra Plot Frameでは,ボード線図と応答スペクトルを表示します.ボード線図では,入力を地震波加速度,出力を上部構造の変位,速度,加速度,基礎床の変位,速度,加速度,または上部構造の支柱部分に作用する剪断力としたときの伝達関数より,Time Response Frameで選択された出力に応じたゲインと位相を表示します.応答スペクトル線図では,変位,速度及び加速度の応答スペクトルを表示します.

Time Response Frame

Time Response Frameでは,Earthquake Signal Frameで表示されている地震波入力に対する時刻歴応答を表示します.ここでは,上部構造の変位,速度,絶対加速度,基礎床の変位,速度,絶対加速度または支柱に作用する剪断力を表示することができます.各応答の最大値や応答低減(=免震時の最大応答値/固定時の最大応答値×100[%]),ベースシェアなどの情報がこのフレームの下部に表示されます.

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理論

主要パラメータの定義

数学モデル

その他の定義

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問題

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参考文献

  1. Skinner, R.I., Robinson, W.H., McVerry, G.H. (1993). "An Introduction to Seismic Isolation", Wiley.

  2. Kelly, James M. (1997). "Earthquake-Resistant Design with Rubber", Springer.

  3. Structural Engineering Design Provisions. "1997 Uniform Building Code".

  4. 武田寿一編(1988),”構造物の免震・防震・制振”,技報堂出版.

  5. 日本免震構造協会編(1995),”免震構造入門”,オーム社出版局.

  6. 日本建築学会(1989),”免震構造設計指針”,技報堂出版

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謝辞

National Science Foundation(NSF)によるご支援(認可番号CMS 95-28083,Dr. S.C. Liu, program director)さらにMultidisciplinary Center for Earthquake Engineering Research (MCEER)からのご支援に大変感謝しております.また,東京大学の藤野陽三教授には,神戸地震及び八戸地震の記録データの確保にご協力いただいき大変感謝しております.

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